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  コラム- 3

インターネットの功罪

 ここ数年で、インターネットのブロードバンド化が急速に進み、世間に多大な影響を与えるようになりました。当然その影響はマジック界にも及んできています。空前のマジックブームがおきましたが、その原因の一つにインターネットが関わっていると私は考えています。

 
以前は、テレビで演じられたマジックを見た人々が、マジックに興味を持ったとしても、近所にマジックショップのない地方の人達は、マジックを覚えようと思っても非常に難しいのもがありました。首都圏に住んでいたとしてもマジックショップを探しだすのは一苦労します。しかし、インターネットの普及により、マジックのネットショップが急激に増え、インターネットで検索すればネットショップの数件かは直ぐに見つかります。その中を注意深く見ていればテレビでプロマジシャンが演じたものと全く同じ道具が販売されていることを発見するのにそう多くの時間は必要としません。そんな人達の内、何人かはその商品を購入するに違いありません。そのまま、どっぷりとマニアの世界にはまる人達が、結構いるに違いありません。その人たちがマジックを覚え、まわりの人に見せ、まわりの人達からまたマニアになる人たちがでてくるという繰り返しでマジックに興味を持つ人が増えたのではないでしょうか。

 
その反面、オークションなどで色々な商品が不特定多数の人を相手に、簡単に売買できる為に、マジックの種明かしや、コピー商品を販売する人間が増加しているようです。また、ネットショップも比較的簡単に(普通にマジックショップをオープンするのに比べて)出店できるため、ここ数年で急増しました。マジックショップに行けるような人までもネットショップで買ったほうが早くて安い場合があるのでそちらで買う傾向があります。このような状況が増えると実演販売している店を圧迫するようになり、実際に手品を見て買うことが減っていくことになるでしょう。これはマジックにとってあまりいい傾向とはいえません。

 
最近売り場で多いのですが、「オムニデックありますか」とか「エスカレーターありますか」とか聞かれた場合、以前ですと、それはマニアに違いがないのですが、今ではダブルリフトさえ知らないような人達まで、そのような質問をしてきています。ネットショップはマニアックな商品を扱っているところが多いので、基本的な知識は全くないのに、かなりマニアックな情報を先に知ってしまうことになります。ダイナミックコインを知らないのに、パスやパームについては知っている状態は、やはり正常な姿とは言いがたいです。

 
インターネットは非常に便利なものです。いい面と悪い面とが色々ありますが、これからは避けて通ることはできないでしょう。マジック界にとっていい方向になるように活用していきたいものです。

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